バイナリーオプションはギャンブル?
バイナリ―オプションは、ギャンブルか?
金融商品であるバイナリ―オプションは、投資という特性上、その資金が増えることも減っていくこともあります。
株式投資などの他の多くの金融商品と同じように、賭けの要素が無いわけでなく、ギャンブル性が完全に無いかどうかと言われれば、「ある」と言わざるを得ません。
ギャンブル性と国内規制
バイナリ―オプションは、その仕組みが、ある一定の基準値から数字が上になっているか、下になっているのかということを判定しますが
それゆえ二者択一的のギャンブルのようなものだと考えられており、また、その投資も一瞬でゼロか100かという形であるために、多くの場合に誤解を受けていると言わざるを得ません。
こうした背景から、日本ではバイナリ―オプションは賭博性が高いという考えが広がり、規制が強化され、大幅な運営ルールの変更がありました。
国内業者にかかる規制の内容は、短時間取引の禁止、総取りの禁止、ペイアウト固定の禁止、売り買いの両面表示、 などです。
バイナリーオプションは、損失が購入金額に限定されるという点でリスクは低いのですが、利益率はきわめて高く、FXでいえばレバ数百倍で取引するのに近い利回りのトレードです。
それを短時間で何度も回転させることはギャンブル性が高いとして、各種の規制が入ることになりました。
一日の取り引きの回数が最大で12回までに制限となり、したがって取引スパンも2時間に固定されます。
高ペイアウトと引き換えにハイロー両方とも負けになる総取りも廃止となりました。
さらに終了時刻までペイアウト率は変動するようになり、売り買いの両方が可能になったことで、国内バイナリーの取引は、きわめてFXに近いものとなっています。
日本国内においてFXはすでに投資の1手段としての地位を確立していますが、バイナリーオプションもそれに合わせたリスクとリターンに調整されたかたちとなりました。
バイナリーオプションの独自性は、日本国内においてはかなり薄まってしまったと言わざるをえません。